ハイブリッド(or SSD)選び
購入すべきハイブリッド(SSHD or SSD)とその換装方法を記録として残しておきたいと思います。
換装の時に困るのが、何をすれば良いのか、何から始めればよいのか。バックアップの方法やどのHDDを選択すべきかなどいろいろあるとは思うのですが、基本的に次の順番で物事を決めていけばOKです。
まずは、どのハイブリッドもしくはSSDを選択するかが重要になります。
たくさん選択肢があると思うのですが、結局は
公式サイトの次の規格を守れば
どれでもよいという事になります。
厚さ 9.5 mm 以下、容量160 GB 以上、サイズ 2.5 インチの HDD
ただし、上記の規格の全てのHDDの動作を保証するわけではないということなので、結局はメディアで紹介された問題なさそうなものを購入するのがベストです。
そこで、市販されている問題ないSSDやSSHDを以下に羅列したいと思います。
また、参考に比較動画もyoutubeで確認できます。
SSHD(ハイブリッドHDD)
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Seagate ST1000LM028 1TB
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Seagate ST1000LM014 1TB(→
動画)
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Seagate Thin ST500LM000 500GB
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Toshiba MQ01ABD100H 1TB(→
動画)
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Toshiba MQ02ABD100H 1TB(→
動画)
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Toshiba MQ01ABD075 750GB
SSD
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Crucial M550 CT1024M550SSD1 1024GB(→
2分55秒当たり)
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Crucial MX200 CT1000MX200SSD1 1TB
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Crucial BX100CT1000BX100SSD1 1TB
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Crucial M500 CT960M500SSD1 1TB
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Crucial MX100 CT512MX100SSD1 512GB
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Samsung SSD850PRO MZ-7KE1T0B/IT 1TB
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Samsung SSD840EVO MZ-MTE500B/IT 500GB(→
動画)
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Transcend TS1TSSD370 1TB
上述のとおり、SSHDやSSDを換装する場合は上の製品を選択するのが無難です。
ただし、SSDはかなり高額なのでSSHDに絞ったほうがパフォーマンスとコストの面で有利でしょう。
容量を増やしてパフォーマンスが向上し、しかも値段的に安いという3拍子で、SSHD(ハイブリッド)はお奨めです。
Toshibaとシーゲート、その他にWestern Digitalも有名ですが、日本では上の2つが主にハイブリッドの代表メーカーです。シーゲートと比較した時、Toshibaのほうが読み込み速度が速く優秀なようです。
上のリンクで、MQ02ABD100Hの動画とSamusung SSD840EVOの動画を比較する時、注意が必要です。同じWarframeの起動時間で計算していますが、MQ002ABD100Hは2015年2月28日?発売の最新のハイブリッドで、ウォーフレームもアップデートによって若干最初の起動の仕方に変更があります。標準HDDでの起動時間が、ハイブリッドとの比較動画で49秒ですが、Samsungの比較動画では1分18秒となっています。これはウォーフレームの最初の起動後に再度開始ボタンを押す必要があるため、その最初の読み込み時間を29秒足してあげることで、動画の比較時間が一致することになります。
つまり、840 evoでかかった起動時間が54秒10であるなら、ToshibaのハイブリッドMQ02ABD100Hのほうは、比較動画では25秒から26秒の起動時間であるため、そこに29秒間を足すとやはりトータルで54秒から55秒くらいの時間になります。管理人も同じ東芝のハイブリッドを搭載していますが、最初のウォーフレームの開始ボタンが出るのは、15秒から20秒くらい経ってからのため、29秒はちょっと長いような気がしていて、ひょっとしたら読み込みに関しては、samusungのSSD 840evoよりも東芝のハイブリッドの方が優秀なのかもしれないと考えています。
上記、参考になればと思います。
換装前のバックアップ
今まで内蔵HDDを使っていて、いざ換装となると何をバックアップすべきなのかわからない、という問題に直面するかと思います。
PS3と同じようにすべてをバックアップする、つまりHDDの中身をそのまま購入したSSHD(ハイブリッド)に移し替えるということは可能なのだそうです。たとえば、
玄人志向 HDDスタンドのような、パソコンを介さずにHDDを2つ立ててそのままコピーしてしまうという方法があります。
裸族のお立ち台CROSU3
なんかも有名です。
ただし、このやり方で行くと、たとえば500GB→500GBのような同じ容量であれば問題ないのですが
1TBみたいに換装先のHDDの容量が大きいと、パーティションの認識の問題がでる製品もあるようです。一応メーカーの説明では、「
CROS2EU2CP」
が無難のようです。また、実際にこの製品で換装したps4のユーザーもいて、問題ないとのことだそうです。
ただ、このやり方では不安だという方は、公式SONYが説明している通常のバックアップ方法がいいかと思います。
バックアップは、
セーブデータ(youtubeやゲームソフトなど)と、シェアなどを使って撮り貯めた
写真やゲームの動画などのコンテンツ、そして、新しい換装HDDを使えるようにする
OS(システムソフトウェア)のバックアップが必要になります。(換装する場合OSは必ず必要になります。)
USBメモリ(管理人はこちら
32GB USB3.0のUSBメモリー を購入)をPS4本体に差し込んで、設定より「アプリケーションセーブデータ管理」を選択し、「本体ストレージのセーブデータ」から「USBストレージ機器にコピーする」を選択、そしてセーブデータを選んでコピーします。(詳しくは
公式HPで)
なお、USBメモリはFAT32形式でフォーマットしてあることが必要です。管理人が使ってあるのはもとからFAT32形式ですが、別のUSBメモリを購入してNTFS形式である場合はフォーマットが必要になります。
そして、写真や動画も移し替えたい場合はホーム画面のキャプチャ&ギャラリーから、保存したい写真や動画を選択できます。ここらへんは、案内通りに進めれば簡単です。
次にシステムソフトウェアのバックアップです。いわゆるOSというやつですが、これがないと購入したばかりのPS4は動きません。なので、いったんPS4本体から上のUSBメモリを外して、PCに差し込んで、次の「
アップデートページ」に進みます。
ページ一番下の項目に「
パソコン経由でのアップデート」というのがあります。換装するHDDへOSを入れる必要があるので、「
アップデート(システムソフトウェアを再インストール)」をクリック。
PCに差し込んだUSBメモリには、セーブデータを保存したファイル「PS4」があるので、そのファイルの中に「UPDATE」ファイルを作成します。アップデートページの手順にある
アップデートファイル(再インストール用)ダウンロードをクリックして、OSを「UPDATE」ファイルの中に保存しておきます。なお、UPDATEは半角で記述してください。
あとは、換装したHDD(ハイブリッドやSSD)に、上のファイルを入れていくだけの作業になります。
換装方法
HDDの換装は実に簡単です。最初は難しいだろうなと思ったのですが、ただ、ねじを取って新しいHDDを入れるだけで完了です!
まず、PS4本体のカバーを開ける時は、写真のように、平行に力を加えて行く必要があります。
ロゴマークのあるカバーの上部のライン線を爪で少しづつ全体に力を加えて、軽くカバーを外します。
カバー全体を外すと中はこんな感じです。
ねじ(△○□☓が彫られている)をドライバーで取り出し、矢印に向かってマウンターを引っ張るだけで、内蔵HDDが出てきます。
HDDを「マウンター」ごと取り出すと、マウンターの側面は、黒いねじ(両サイトに2つずつ)で固定されています。側面にある計4つのねじを取れば、マウンターからHDDが取り出せます。
同じ向きに新しいドライブをマウンターにはめて、ねじを取りつけて、PS4本体に入れれば換装終了。
システムのインストール
あとは、システムをこの新しい換装したHDD(SSHD、SSD)にインストールしていきます。まずは電源オフの状態(スタンバイモードではなく完全に電源オフ)で、セーブデータやシステムを入れたUSBメモリーをあらかじめPS4に差し込んでください。また、同時に、デュアルショック4のコントローラーもUSBに接続しておいてください。
・セーフモードで起動します。(
PS4本体の電源スイッチを7秒間押し続ける。)最初に電源を入れた時に「ピっ」」と鳴りますが、7秒間押し続けると再度ピッと鳴ります。そこで、手を離せばOKです。
・しばらくすると、「セーフモード」で起動するので、7番目の
「
PS4を初期化する(システムソフトウェアを再インストールする)」を選択し決定。
・USBメモリに保存したOSのバージョンが表示されると思うので、USBストレージ機器を接続してくださいとあるので、OKで決定。
・PS4を初期化するため、全てのユーザーのデータが削除されると出ますが、換装してあるのでそのまま「はい」で決定。ここで初期化がなされて再起動した後、アップデートファイルがインストールされます。(全体でおよそ3分半かかります。)
・インストールされるとまた再起動され、今度は設定が始まります。コントローラーの画面が出てくるので、PSボタンを押して操作します。
・あとは、PS4が使えるような設定を案内通りに進めるだけです。日本語を選択し、インターネット接続設定(後でも可能)、PlayStationCameraの設定(スキップ可)、日付の設定(ネット接続を行えば、自動で正しい時間が表示される)、省電力設定と順番に進み、最後に使用許諾契約に同意すれば完了!
以上で、全ての換装からインストールまでが完了し、PS4が使えるようになります。始めはユーザーが誰もいないので、USBメモリにセーブデータを保存した時のユーザーのアカウントでサインインをします。そうすれば、USBに保存したセーブデータを移行できます。
セーブデータの移行
ただし、今まで使っていたソフトは新たにダウンロードが必要になります。ソフトがない状態でUSBメモリに保存したデータを移行できません。ダウンロード販売やお店で購入したソフトは再ダウンロードすることになります。ここは面倒ですがソフトの再ダウンロードをします。
ソフトをダウンロードしドライブにインストールされたら、さっそくセーブデータを移行します。
・設定から「
アプリケーションセーブデータ管理」を選択し、メニューにある「
USBストレージ機器のセーブデータ」を選択し決定。
・本体ストレージにコピーするを選択し決定。
ここで、セーブデータのソフトが並んでいるので、必要なソフトを選択し本体ストレージに移すだけです。
以上で、換装からセーブデータ移行までの流れです。
思っていた以上に簡単でした。機械音痴の自分でも余裕綽々でした。
作業時間としては本当に15分くらいなのですが、なにせ、セーブデータの移行に時間がかかるので、全体では30~45分くらいはかかるかなと思ったほうがいいでしょう。