テレビの音声をBluetoothトランスミッターで送信
購入製品:Bluetooth NFC対応 ヘッドホン インイヤー型 apt-X対応 LBT-HP05NAVBK
Bluetoothバージョン 4.0 /2.4GHz帯
通信距離: Class 2 最大半径10m(障害物なし)
対応プロファイル: HFP/HSP (ハンズフリー通話機能)、A2DP
AVRCP (リモートコントロール機能)
再生時間: SBC5時間 aptX4時間 通話5.5時間
連続待ち受け時間:120時間
サイズ:16.9×30×8.4mm(突起物除く)
質料:約14g
なお、管理人は購入したお店は、最安だったケーズデンキ
このBluetoothイヤホン(ヘッドホン)を、次のトランスミッター送信機と接続しました。
AvantreeのSaturn:大本
販売店サンワサプライ:
Bluetoothオーディオトランスミッター&レシーバー
購入店:楽天
【条件付き送料無料】低遅延 CSR Low Latency Version チップ 32ms搭載 apt-X対応 BLUETOOTH トランスミッター ブルートゥース トランスミッタ スピーカー接続 ワイヤレス送信機&レシーバー 受信機 クリア音質 BTTC200L 送信・受信両用
上記のサンワサプライが発売している製品と購入した楽天のお店を比較して、最初は違いがよくわからなかったのですが、どうやら、Bluetoothのバージョンが3.0にアップグレード?されているようでした。
いろいろ調べると、実はBluetooth 4.0 というのも出ていたのですが、日本で販売されているお店はありませんでしたので、Bluetooth 3.0の方を購入することに。
AvantreeのSaturnは受信(レシーバー)としても機能します。aptX対応のBluetooth送信機(対応スマホや音楽プレーヤー)とつなげれば、直接この製品からミュージックを聞けるだけでなく、Bluetooth機能のないコンポやスピーカーなどにも接続できて、高音質の音楽も聞けますね。
けれども、管理人の用途はあくまでテレビのオーディオ(音声)を、このSaturnで飛ばせればよいということで、他の用途に関しては興味ありません。
以下、動機や接続方法(ペアリング)そして、感想を述べています。メリット・デメリット(欠点)も含めて述べてみたいと思います。
無線のメリットデメリット
いろんなレビューも参考にしましたが、ある程度、自分の中で妥協点はありました。というのは、Bluetooth機器同士の送受信は今回が初めてではなく、メリットデメリットというのはあらかじめ把握していたつもりです。たとえば、ミニコンポ(SC-NP10)とタブレットMeMO Pad HD7 ME173-16とをBluetoothで接続して、そ音楽を楽しんでますが、Bluetoothの不便さや欠点を知ることができました。Bluetoothのような無線通信は、他の電波の影響を受けます。自宅には、Wi-Fiの環境があるのですが、ネット接続しているモバイル機器(ノートPCも含む)の近くでBluetooth通信を行うと、やはり影響を受けてBluetooth接続が中断したり、または音が途切れ途切れになる、といったようなことがありました。音楽を聞きながらネットを楽しむ(無線)というのは、やはり場所によって、または近づきたりすると、どうしても影響を受けてしまう、それが無線通信の欠点だと思います。
また、毎回ペアリングを行う必要があるというのは、かなり面倒なことです。電源を入れたらすぐに接続してくれず、自分で操作する必要があるのはペアリングした意味がよくわからないというか。
そういったことを知っていたので、自分としては今回のBluetooth送受信機の購入に当たって、次のことを考えました。
・テレビを見ながら、ネットをやるのかどうか?
・通信距離はどのくらいがいいのか?
・他の用途に使うのかどうか?
・有線イヤホンと無線イヤホン、有線でよくない?
自分を悩ませたのは、実に最後の問題「有線でよくないか?」です。寝室に置いているテレビは東芝レグザ(REシリーズ)ですが、100円ショップの3メートルコードのイヤホンを購入して音声を聞いていましたが、やはり、立ち上がるときに毎回耳から外さないといけないし、おいて置くとかならず絡まってしまったり、置き場所に困ったりなど、それはそれで不便だと感じていました。最終的には、耳栓部分を踏んづけて壊しました。
総合的に考慮して、無線の良さを実感したいというのが決断の大きなウェイトを占めました。特に、あるレビューの中で、「Bluetoothイヤホン」を外さずにトイレや隣の部屋に行き来できるといったような趣旨のコメントがありましたが、この発言が自分を後押ししてくれました。
他の問題点に関しては、たとえば、普通隣の部屋で音楽を聞いたりしないので、それほどの無線距離は必要ないし、通常のClass2の10mで十分だと考えました。また、ネットをしながらテレビを見るかもしれないけれど、ちょっとしたノイズが入ってくるだけなら、問題ないと割り切って、上記のaptX対応の送信機と受信機を購入したわけです。
Saturnは送信機と受信機にもなりうるので、2つ購入するという手もありました。一つはテレビ用に一つは受信機として使う場合、あの小さなSaturnにあるイヤホンジャックに有線のイヤホンを差し込んで使っているイメージが、なんかダサ過ぎるという理由から、aptX対応のエレコムのLBT-HP05NAVシリーズを購入することにしました。aptX対応のヘッドホンは他にありますが、この製品が安かったのでお試し用としてもいいかなと思いました。
トランスミッターとBluetoothヘッドホン(イヤホン)を接続
Saturnを送信機として、ヘッドホンLBT-HP05NAVを受信機としてBluetooth接続を試みました。
ペアリングはとても簡単でした。説明書はSaturnにあるものだけを読めば、あとはヘッドホンの使い方さえ知っていれば、簡単に接続できます。
その前に、両方とも通信機器ですからどうしても充電という面倒な作業があります。
Saturnはおよそ2時間、ヘッドホンの方は1時間半くらいで充電が完了しました。充電方法はパソコンのUSB端子に接続すればOK!アダプタの接続かと思ってたのですが違いました。
ちなみに、タブレット用miniコンポSC-NP10には、背後にUSB接続端子が2つあるのですが、ここから充電ができるようなので、パソコンが壊れた時はそちらが充電機器になりそうです。
話しが逸れましたが、ペアリングは両機器ともピンコードが「0000」に対応していました。pinコードに関しては良くわからないのですが、お互いペアリングを行う際に認証用として暗号を送り合ったりするようですが、それが一致しないと認識しないみたいなことがあるようです。
ここらへんは、レビューで0000に対応しているということだったので、特に気にしていませんでした。
(Saturnは0000、1111、8888、1234のコードに対応しているようです)
ペアリング方法は、
・Saturnをペアリングモードにするために数秒押し続けると、点滅が早くなりだすので、そのタイミングで手を離す(説明書には7秒くらいとあるが、実際は5秒くらいかも)
・次にヘッドホンのほうもペアリングモードにするために数秒押し続けると、点滅が速くなるので、そのタイミングで手を離す
これで、自動的にペアリングが行われます。できるだけ近づけた方が早くペアリングが完了します。10秒くらいでペアリングは完了しました。ペアリングが終わると、今後は、両機器の電源を付けるとすぐにペアリングを自動で行ってくれます。結構重要なので、強調線入れておきます。購入する前に、レビューで自動ペアリングのコメントがありましたが、実際確認ができました。
そして、テレビのイヤホンジャックにSaturnを接続しました。
イヤホンジャックにオーディオコネクタを指して、それにSaturnを差し込んでます。ちなみに、オーディオコネクタ
その場合、付属品にオーディオケーブル
そして、すでにペアリングを完了したヘッドホンを耳に付けて、いざテレビのスイッチをオンすると、普通にテレビの音声がBluetoothヘッドホンに流れてきました。ちょっと感動。レグザの残念な音質を、普通のレベルにまで引き上げてくれました。
そして、次に遅延の問題を検証してみました。
aptXは、その低遅延高音質を実現するコーデックですが、両機器共にaptX対応でなければ、その恩恵を受けられません。
購入したLBT-HP05NAVはaptX対応ですが、店舗の解説によれば、両機器共にaptX Low Latency でなければ、40ms以下の低遅延は実現できないらしい。LBT-HP05NAVはaptX対応ではあるものの、32msのチップを使っていない可能性があるので、実際の遅延は200ms前後(1000分の200秒)くらいになるかもしれません。
それを踏まえてもらって、どのくらいの遅延が発生しているのでしょうか?自宅にある二つのテレビで聞き比べてみました。
1つのテレビにはトランスミッターを接続して無線通信で音を飛ばし、もう一方のテレビは、普通に音を出して聞くという形で検証してみました。検証はあくまでも自分の耳です。検証用の機器というものがないので、主観になってしまいます。
そして、実際聞いたその差は、確かに遅延があるというのがわかります。当然です、そのまま聞き比べているので、遅延がわかります。何も接続されていないテレビからの音声と、トランスミッターで飛ばした音声のズレはおそらく誰でもわかります。けれども、そのズレは本当にわずかの差です。
その遅延が許容できるかどうかということに関して言えば、「Yes」と多くの人が答えるかもしれないということです。無線で音を飛ばしても、機器同士の電気信号のやり取りが行われるわけですから、必ず発生する遅延は避けられませんが、この機器同士の遅延は許容の範囲内だと断言できます。
aptXを送受信のコーデックとして利用していない機器どうしで接続する場合、もう少し遅延がはっきりするだろうと思います。その場合、テレビのドラマなどを見ながら音声を聞くと、ズレがはっきり認識できるでしょう。テレビの音声のズレは200mm以内が良いとされており、それ以上の遅延が発生すると、テレビの出演者の口元と流れる音声にズレが認識できるくらいになり、遅いなというのがわかるのだそうです。
しかし、自分の感触では、このaptX対応機器同士の遅延は、ほとんど気にする必要のない程度のものです。ドラマを見てみましたが、その口元を見ながら音声を聞くと、遅れているかもしれないという感じはありますが、しかし、1週間過ぎても、その差がほとんど認識できないくらいの低遅延で、全然気になるレベルではないという結論に至りました。今では、見ていても全然気にしていませんし、気になりません。(また、追記ですが1か月近く過ぎましたが、もはやわからないレベルです。)
aptXの実力を知ることができ、購入して正解でした。
なお、サンワダイレクトにaptX非対応のSaturn 製品があります
・aptX非対応Bluetoothオーディオトランスミッター&レシーバー
間違ってこちらを購入しないようにしましょう。
補足)
aptX Lower Latency バージョンを楽天で購入しましたが、お店の検証では40mmと低遅延を実現しており、まさにテレビ向けとして最適です。見た目を気にしないのなら、Saturn製品を2つ購入して
低遅延の音声で、テレビを見るのも悪くはないかなと思いました。ただ、自分の環境でも十分満足できているので、自分の組み合わせでも全く問題なし!
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